穴水町在住の50歳以上の一般住民を対象とした眼科検診(無料)を実施しました。
穴水町保健センターで行い、2日間で214名の住民の方が受診されました。未だ能登地震の影響が残る中、また当日は雪の警報も出ており天候が悪かったにもかかわらず、たくさんの方に参加していただきました。
眼科検診では散瞳下での白内障の検査を中心に網膜の疾患を見るための眼底検査も含めて行い、白内障や緑内障、加齢黄斑変性、黄斑前膜、後発白内障、眼瞼下垂、結膜弛緩症などの治療が必要な方々が見つかりました。またドライアイのため点眼処方が必要な方や視力低下における眼鏡処方が必要な方には穴水総合病院での受診をお勧めしました。
地震の影響によりご自身の眼の健康についてまで意識が回らない人が多いと推測されますが、このような眼科検診を行うことで少しでも地域に貢献できればと考えています。
また今回は環境温度と白内障発症の関係についての調査も行いました。深部体温の測定および体温上昇に関連する運動・サウナ等の使用も問診により聴取しました。これら調査結果については、今後の学会発表、論文で報告する予定です。
ご協力いただきました穴水総合病院のスタッフの皆様に厚くお礼申し上げます。