Category: 啓発行事

2025年2月22,23日  石川県鳳珠郡穴水町在住の方対象 検査及び検診

穴水町在住の50歳以上の一般住民を対象とした眼科検診(無料)を実施しました。

穴水町保健センターで行い、2日間で214名の住民の方が受診されました。未だ能登地震の影響が残る中、また当日は雪の警報も出ており天候が悪かったにもかかわらず、たくさんの方に参加していただきました。

眼科検診では散瞳下での白内障の検査を中心に網膜の疾患を見るための眼底検査も含めて行い、白内障や緑内障、加齢黄斑変性、黄斑前膜、後発白内障、眼瞼下垂、結膜弛緩症などの治療が必要な方々が見つかりました。またドライアイのため点眼処方が必要な方や視力低下における眼鏡処方が必要な方には穴水総合病院での受診をお勧めしました。

地震の影響によりご自身の眼の健康についてまで意識が回らない人が多いと推測されますが、このような眼科検診を行うことで少しでも地域に貢献できればと考えています。

また今回は環境温度と白内障発症の関係についての調査も行いました。深部体温の測定および体温上昇に関連する運動・サウナ等の使用も問診により聴取しました。これら調査結果については、今後の学会発表、論文で報告する予定です。

ご協力いただきました穴水総合病院のスタッフの皆様に厚くお礼申し上げます。

2024年11月 沖縄県石垣市検診及び眼の健康を守る啓発活動を実施しました

2024年11月18日から22日の5日間、沖縄県石垣市の新川小学校、真喜良小学校、石垣中学校の3校で目の紫外線被ばく量と瞼裂斑、近視進行の関連解明を目的として縦断的疫学調査を行いました。
小学生6年生88名、中学生483名、合計571名の検診を実施しました。小学生を対象とした目と紫外線に関する講話も行い、NPOとして沖縄県の子供たちの目の健康を守るための啓発活動も行うことができました。調査の結果については、学会発表、論文で報告する予定です。

2022年度の調査結果ではコロナ禍による戸外活動減少によると思われる瞼裂斑の有病率の低下、近視の増加が確認されました。2023年度の調査結果では初期瞼裂斑の有病率は増加しており、コロナ禍以前の値に近づきつつあります。そのため屋外活動時における帽子や眼鏡、サングラスによる眼部UV対策の有用性が改めて確認できました。

ご協力頂きました新川小学校、真喜良小学校、石垣中学校の先生方および生徒様には厚く御礼を申し上げます。

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